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Webデザイナーに未経験から転職する完全ロードマップ【2025年版】学習方法からポートフォリオ制作、転職活動まで徹底解説

Webデザイナーに未経験から転職する完全ロードマップ【2025年版】学習方法からポートフォリオ制作、転職活動まで徹底解説

「未経験からWebデザイナーに転職したい。でも、何から始めればいいんだろう…」 「本当に自分でもなれるのかな?年齢的に遅すぎるかも…」 「スクールに通った方がいいの?それとも独学でも大丈夫?」

今、このページを開いているあなたは、そんな期待と不安が入り混じった気持ちを抱えているかもしれません。

安心してください。未経験からWebデザイナーへの転職は、決して夢物語ではありません。正しいステップを踏めば、あなたにも実現可能な道です。実際、Web業界には未経験からキャリアをスタートし、活躍しているデザイナーがたくさんいます。

この記事では、学習の始め方から、転職活動を成功させるためのポートフォリオ制作、実際の求人応募のコツまで、未経験者がWebデザイナーになるための全ステップを網羅的に解説します。いわば、あなたの新しいキャリアへの「完全な地図」です。

この記事を読み終える頃には、「自分でもWebデザイナーになれるかもしれない」という希望と、「そのために、まず何をすべきか」という具体的な行動計画を手にしているはずです。

さあ、新しいキャリアへの一歩を、一緒に踏み出しましょう。


転職を考え始める前に知るべきこと:Webデザイナーのリアル

まずは、憧れだけで飛び込んで後悔しないために、Webデザイナーという仕事の「リアル」を正直にお伝えします。

Webデザイナーの仕事内容とは?「キラキラ」だけじゃない現実

Webデザイナーと聞くと、「おしゃれなオフィスでMacに向かい、自由に創造性を発揮する仕事」というイメージを持つ方も多いでしょう。確かにそういった側面もありますが、実際の業務はもっと地道で、様々な工程があります。

Webデザイナーの主な業務フロー:

  1. クライアントや社内とのヒアリング:サイトの目的、ターゲットユーザー、予算、納期などを確認
  2. 競合調査・市場分析:同業他社のサイトや業界トレンドをリサーチ
  3. ワイヤーフレーム作成:サイト全体の構造や各ページのレイアウトを設計
  4. デザインカンプ制作:Figmaなどのツールで具体的なビジュアルデザインを作成
  5. クライアントへのプレゼン・修正対応:デザイン意図を説明し、フィードバックをもとに修正
  6. コーディング(場合による):HTML/CSSでデザインを実装、またはコーダーへの指示出し
  7. 公開後の効果測定・改善提案:アクセス解析をもとに改善案を提案

デザイン制作そのものは全体の3〜4割程度で、それ以外の時間はクライアントとのコミュニケーション、修正対応、スケジュール管理などに費やされます。華やかな部分だけでなく、地道な作業や調整業務も多いということを理解しておきましょう。

未経験者に求められるスキルセット【ハードスキル・ソフトスキル】

Webデザイナーに必要なのは、デザインツールを使えることだけではありません。

ハードスキル(技術的なスキル):

  • デザインツール:Figma、Adobe XD、Photoshop、Illustratorなど
  • デザインの基礎知識:レイアウト、配色、タイポグラフィ、余白の使い方など
  • HTML/CSSの基礎:自分のデザインを実装できる、またはコーダーと円滑にコミュニケーションできるレベル
  • UI/UXの理解:ユーザーにとって使いやすいデザインを考える力

ソフトスキル(ビジネススキル):

  • コミュニケーション能力:クライアントの要望を正確に理解し、デザイン意図を分かりやすく説明する
  • 問題解決能力:限られた予算や時間の中で、最適な解決策を見出す
  • スケジュール管理能力:複数のプロジェクトを並行して進める自己管理力
  • 学習意欲:技術やトレンドの変化が速い業界で、継続的に学び続ける姿勢

特に未経験者の場合、前職で培ったソフトスキルが大きな武器になります。営業経験があればコミュニケーション力、事務職経験があればスケジュール管理能力など、これまでの経験を活かせる部分は必ずあります。

未経験からの転職、年収のリアルな相場は?

夢を追うことは大切ですが、生活のこともしっかり考えなければなりません。現実的な年収相場を見ておきましょう。

未経験からの転職初年度の年収相場:

  • 東京都内(制作会社):年収250万〜350万円
  • 地方(制作会社):年収200万〜300万円
  • インハウスデザイナー(事業会社):年収300万〜400万円

正直に言えば、未経験からのスタートでは、前職より年収が下がるケースも少なくありません。しかし、これはあくまでスタート地点です。

スキルと経験を積めば、3〜5年後には年収400万〜600万円、シニアデザイナーやアートディレクターになれば700万円以上も十分に目指せます。フリーランスとして独立すれば、さらに収入を上げることも可能です。

メリット・デメリットを正直に解説

最後に、Webデザイナーという職業のメリット・デメリットを包み隠さずお伝えします。

メリット:

  • 創造性を仕事にできる:自分のデザインが形になり、多くの人に見てもらえる喜び
  • 場所を選ばず働きやすい:リモートワークや副業がしやすく、ライフスタイルに合わせた働き方が可能
  • 将来性が高い:企業のWeb活用は今後も拡大し続け、需要は安定している
  • スキルが資産になる:一度身につけたスキルは陳腐化しにくく、転職やフリーランス独立の選択肢が広がる

デメリット:

  • 常に勉強が必要:デザイントレンドや技術の進化が速く、学び続けなければ取り残される
  • 納期や修正対応のプレッシャー:クライアントワークでは、厳しい納期や何度もの修正依頼に対応する必要がある
  • 長時間労働になりがち:繁忙期は残業が増え、プライベートの時間が削られることも
  • 評価が主観的:「良いデザイン」の基準が人によって異なり、自信を失うこともある

これらを踏まえた上で、それでも「Webデザイナーになりたい」と思えるなら、その想いこそが、困難を乗り越える原動力になるはずです。


【学習編】未経験からプロのスキルを習得する3つの方法

ここからは、具体的にどうやってWebデザイナーとしてのスキルを身につけるかを解説していきます。

まず学ぶべき必須スキル一覧

学習を始める前に、何を学ぶべきかを明確にしておきましょう。優先順位が高い順に紹介します。

1. デザインの基礎知識

  • デザインの4大原則:近接、整列、反復、対比
  • タイポグラフィ:フォントの選び方、文字サイズや行間の設定
  • 配色理論:色の持つ意味、配色パターン、カラーパレットの作り方
  • レイアウト:余白の使い方、視線誘導、グリッドシステム

2. デザインツール

  • Figma(最優先):無料で使え、Web業界で最も普及しているツール。共同編集機能も強力
  • Adobe XD:Adobeユーザーなら選択肢に
  • Photoshop:画像加工やバナー制作に
  • Illustrator:ロゴやアイコン制作に

2025年現在、まずはFigmaを徹底的に学ぶことを強く推奨します。企業の採用条件でも「Figma必須」とする企業が増えています。

3. コーディングの基礎

  • HTML:Webページの骨組みを作る言語
  • CSS:デザインを装飾する言語
  • JavaScript/jQuery:動きをつけるための言語(基礎レベルでOK)

「デザイナーなのにコーディングも必要なの?」と思われるかもしれませんが、最低限のHTML/CSSが分かると、実装可能なデザインを考えられるようになり、エンジニアとのコミュニケーションも円滑になります。未経験者こそ、この「実装まで理解している」という点が差別化につながります。

学習方法1:完全独学で学ぶ(コスト重視派)

お金をかけずに、自分のペースで学びたい方には独学がおすすめです。

メリット:

  • 費用を最小限に抑えられる(月額2,000〜3,000円程度)
  • 自分のペースで学習できる
  • 自走力が身につく

デメリット:

  • 質問できる相手がいないため、つまづいた時に時間がかかる
  • モチベーション維持が難しい
  • 学習の方向性を間違えるリスクがある

具体的な独学ロードマップ(6ヶ月プラン):

【1〜2ヶ月目】基礎固め

  1. Progate(HTML/CSS、Figma基礎)で手を動かしながら基本を理解
  2. ドットインストールで動画を見ながら復習
  3. デザインの基礎を学ぶ書籍を1冊読破

【3〜4ヶ月目】実践的な学習

  1. Udemyの総合コース(デザイン+コーディング)を受講
  2. 既存の優れたWebサイトを5つほど模写する
  3. YouTube動画でデザインのコツやトレンドを学ぶ

【5〜6ヶ月目】オリジナル制作

  1. 架空のWebサイトを3つ自分で企画・デザイン・実装
  2. Pinterestやdribbbleで日々デザインのインプットを続ける
  3. 作品をまとめたポートフォリオサイトを制作

おすすめの学習教材:

  • 書籍:『なるほどデザイン』『ノンデザイナーズ・デザインブック』
  • Udemy:「未経験からプロのWebデザイナーになる!」コース
  • YouTube:「Webデザイン学習チャンネル」(無料で体系的に学べる)
  • 模写サイト:Pinterest、Awwwards、SANKOU!(優れたデザインの参考サイト集)

学習方法2:Webデザインスクールに通う(効率・人脈重視派)

確実に、そして効率的にスキルを身につけたい方、仲間と一緒に学びたい方にはスクールがおすすめです。

メリット:

  • プロの講師から直接フィードバックがもらえる
  • 学習の道筋が明確で、挫折しにくい
  • 同じ目標を持つ仲間ができ、モチベーションを維持しやすい
  • ポートフォリオ制作や転職活動のサポートが受けられる

デメリット:

  • 費用が高い(20万〜70万円程度)
  • スクールの質にばらつきがある
  • 決められたカリキュラムに沿う必要がある

良いスクールを選ぶための5つのチェックポイント:

  1. ポートフォリオ制作の指導があるか? 転職成功の鍵はポートフォリオです。作品制作だけでなく、見せ方まで指導してくれるスクールを選びましょう。
  2. 講師は現役のWebデザイナーか? 現場のリアルな知識やトレンドを教えてもらうには、現役デザイナーから学ぶことが重要です。
  3. キャリアサポート(転職支援)はあるか? 求人紹介、履歴書添削、面接対策など、転職までサポートしてくれるスクールだと安心です。
  4. 卒業生の実績は公開されているか? 卒業生がどんな企業に転職したか、ポートフォリオの実例が見られるかをチェックしましょう。
  5. 無料体験や説明会で相性を確認できるか? いきなり申し込まず、まずは無料体験や説明会に参加して、講師や雰囲気を確認しましょう。

代表的なWebデザインスクール3選:

  • デジタルハリウッドSTUDIO:6ヶ月・約50万円。実践的なカリキュラムと充実した転職サポート
  • TechAcademy Webデザインコース:4週間〜・約17万円〜。オンライン完結で地方在住者にも人気
  • SHElikes(女性限定):月額制・約16万円/6ヶ月。Webデザイン以外のスキルも学び放題

スクールは決して安くない投資ですが、半年〜1年でプロとして活躍できるスキルを身につけられると考えれば、コスパは悪くありません。自分の状況や予算に合わせて、独学かスクールかを選択しましょう。


【制作編】転職を成功させるポートフォリオの作り方

学習が進んできたら、次はいよいよ転職活動の核となる「ポートフォリオ」の制作です。

なぜポートフォリオが「最重要」なのか?

Webデザイナーの転職において、ポートフォリオはあなたのスキルを証明する唯一の手段です。

採用担当者は、履歴書や職務経歴書を読む前に、まずポートフォリオを見ると言われています。なぜなら、デザインは百聞は一見にしかず。どれだけ言葉で「デザインができます」と伝えても、実際の作品を見なければ判断できないからです。

逆に言えば、質の高いポートフォリオさえあれば、学歴や職歴が多少弱くても、十分に戦えるということです。未経験者にとって、これほど重要なものはありません。

ポートフォリオに掲載する作品数とクオリティの目安

「何作品あればいいの?」という質問をよく受けますが、答えは「最低3作品、理想は5作品の質の高い作品」です。

10個の平凡な作品より、3個の素晴らしい作品の方が、はるかに評価されます。採用担当者は多くのポートフォリオを見ているため、最初の3作品で興味を持たれなければ、それ以降は見てもらえないと考えてください。

「質の高い作品」の定義:

  • 見た目の美しさ:配色、余白、フォント選びなど、デザインの基本ができている
  • 目的の明確さ:「誰に、何を伝えるためのデザインか」が言語化されている
  • 制作意図の説明:なぜこのデザインにしたのか、どんな工夫をしたのかが説明できる
  • 実装可能性:現実的に実装できるデザインになっている(コーディングまで完成していれば尚良し)

作品のネタがない?架空サイト・バナー制作のアイデア

「実務経験がないから、作品が作れない…」と悩む方も多いでしょう。大丈夫です。未経験者のポートフォリオは、架空のサイトで全く問題ありません。

架空サイトのテーマアイデア10選:

  1. 友人が経営する飲食店のWebサイト
  2. 地元の観光情報サイト
  3. 自分の趣味(カメラ、旅行など)に関するブログサイト
  4. 架空のカフェ・美容室・雑貨店のコーポレートサイト
  5. 個人で活動するフリーランス(カメラマン、ライターなど)のポートフォリオサイト
  6. オンラインスクールや習い事教室のLP(ランディングページ)
  7. 自分が日頃使っているサービスのリニューアル提案
  8. 地域の祭りやイベントの特設サイト
  9. NPOやボランティア団体のWebサイト
  10. 架空のアプリやWebサービスのプロモーションサイト

既存サイトのリニューアル提案もおすすめ: 実在する企業のWebサイトを選び、「このサイトをリニューアルするならこうする」というBefore/After形式で提案する方法も効果的です。課題発見力や問題解決力をアピールできます。

採用担当者の心に響くポートフォリオサイトの構成要素

ポートフォリオサイトには、以下の要素を必ず含めましょう。

1. 自己紹介(プロフィール)

  • 簡単な経歴、Webデザイナーを目指した理由
  • 写真があると親近感が湧く

2. スキル一覧

  • 使用できるツール(Figma、Photoshop等)と習熟度
  • HTML/CSS/JavaScriptなどのコーディングスキル

3. 作品一覧

  • サムネイル画像+作品タイトル+簡単な説明
  • クリックすると詳細ページに飛ぶ導線設計

4. 各作品の詳細ページ(最重要!)

  • 制作の目的・背景:なぜこの作品を作ったのか
  • ターゲット:誰に向けたデザインか
  • 担当範囲:デザインのみ?コーディングも?
  • 制作期間:どのくらいの期間で作ったか
  • 工夫した点:デザインで意識したポイント、苦労した点
  • 作品のURL:実際に見られるURLまたはFigmaのリンク

5. お問い合わせフォーム

  • 企業から連絡がもらえるよう、フォームまたはメールアドレスを記載

ポートフォリオサイト自体も、あなたのデザインスキルを示す作品です。シンプルで見やすく、操作しやすいサイトを心がけましょう。


【活動編】未経験者のための転職活動・完全マニュアル

スキルを身につけ、ポートフォリオも完成したら、いよいよ転職活動のスタートです。

求人サイトの選び方と賢い使い方

Webデザイナーの求人を探す際、一般的な転職サイトだけでなく、Web業界に特化したサービスを併用することが重要です。

未経験者におすすめの求人サイト・エージェント:

  • Green:IT/Web業界特化。未経験歓迎求人も多く、企業の雰囲気が分かる写真が豊富
  • Wantedly:ベンチャー企業が多く、カジュアル面談から始められる
  • マイナビクリエイター:クリエイティブ職専門のエージェント。ポートフォリオ添削も受けられる
  • レバテックキャリア:Web/IT業界に強いエージェント。未経験者向けの案件も紹介してくれる

「未経験者歓迎」求人を見極めるポイント:

  1. 研修制度の有無:入社後の教育体制が整っているか
  2. 先輩デザイナーの人数:学べる環境があるか(1人デザイナーは避けた方が無難)
  3. デザイン制作以外の業務範囲:営業や事務作業ばかりではないか
  4. 残業時間や休日:長時間労働が常態化していないか

未経験者の場合、最初の1社目は「学べる環境」を最優先に選ぶことをおすすめします。給与よりも、スキルアップできるかどうかを重視しましょう。

未経験者のための履歴書・職務経歴書の書き方

デザイナーといえどもビジネスパーソンです。履歴書・職務経歴書もしっかり準備しましょう。

職務経歴書で活かせるソフトスキルのアピール例:

  • 営業職出身:クライアントのニーズを引き出すヒアリング力、提案力
  • 事務職出身:複数案件の並行管理能力、正確性、スケジュール管理能力
  • 接客業出身:相手の立場で考える姿勢、コミュニケーション能力

自己PRの例文(参考):

私は前職で営業として3年間、お客様のニーズをヒアリングし、最適な提案を行ってきました。その中で、「相手の本当に求めているものを理解し、形にする」ことの重要性を学びました。

Webデザインは、まさにクライアントやユーザーの課題を、視覚的に解決する仕事だと考えています。営業で培ったヒアリング力と提案力を活かしながら、デザインを通じて多くの人の課題を解決できるWebデザイナーになりたいと考えています。

現在は独学で6ヶ月間学習を続け、Figmaを使ったデザイン制作とHTML/CSSによるコーディングスキルを習得しました。ポートフォリオサイトに掲載している5つの作品は、すべて企画から実装まで一人で行っております。

未経験ではありますが、持ち前の学習意欲と前職で培ったビジネススキルを活かし、貴社で即戦力として貢献できるよう、全力で取り組んでまいります。

転職活動を成功させるための心構えと実践的アドバイス

転職活動の期間と応募数の目安

未経験からの転職活動は、想像以上に時間がかかることを覚悟しておきましょう。目安として、応募開始から内定まで2〜4ヶ月、応募社数は20〜30社程度が一般的です。

書類選考の通過率は未経験者の場合10〜20%程度と言われています。落選が続いても落ち込まず、「数を打つこと」と「フィードバックをもとに改善すること」を繰り返しましょう。

複数社への同時応募を推奨する理由

1社ずつ応募していては時間がかかりすぎます。常に5〜10社程度の選考を並行して進めることで、効率的に転職活動を進められます。また、複数社から話を聞くことで、業界理解も深まり、自分に合った企業を見極める目も養われます。

面接の準備で最も大切なこと

面接で問われるのは、「あなたの熱意」「学習意欲」「前職で培った強み」です。暗記した模範回答を話すのではなく、自分の言葉で、具体的なエピソードを交えて語ることが何より重要です。

企業研究を十分に行い、「なぜその会社で働きたいのか」を明確に説明できるよう準備しましょう。また、ポートフォリオの各作品について、制作意図や工夫した点をスムーズに説明できるよう、事前に練習しておくことをおすすめします。

内定後の判断基準

複数の内定を得られた場合、あるいは一社から内定が出た際、迷うこともあるでしょう。未経験者が最初の1社を選ぶ際の判断基準は、以下の通りです。

  1. 学べる環境があるか:先輩デザイナーがいて、フィードバックをもらえる環境か
  2. 実務でスキルを磨けるか:実際にデザイン制作に携われる業務内容か
  3. 会社の雰囲気が合うか:面接や会社見学で感じた社風が自分に合っているか

給与や福利厚生も大切ですが、最初の1〜2年は「自分の市場価値を高められるか」を最優先に考えましょう。スキルさえ身につければ、転職やフリーランス独立によって、収入は後からいくらでも上げられます。


まとめ:あなたの新しいキャリアは、今日から始まる

ここまで、未経験からWebデザイナーへ転職するための完全ロードマップを解説してきました。

改めて、重要なポイントをおさらいしましょう:

  • Webデザイナーの仕事は、華やかさだけでなく地道な作業も多い。リアルを知った上で挑戦しよう
  • 必須スキルは、デザインツール(Figma)+デザインの基礎知識+HTML/CSSの基礎
  • 独学でもスクールでも、自分に合った学習方法を選べば問題ない
  • ポートフォリオこそが最大の武器。質の高い作品を3〜5つ作り込もう
  • 未経験者は「学べる環境」を最優先に、最初の1社を選ぶ

未経験からのWebデザイナー転職は、決して簡単な道ではありません。学習には時間がかかりますし、転職活動で何度も挫けそうになることもあるでしょう。

しかし、正しいステップを踏み、努力を継続すれば、必ず実現可能な道です。実際、この記事を読んでいるあなたと同じように、多くの人が不安を抱えながらも挑戦し、今ではプロとして活躍しています。

大切なのは、完璧を目指すことではなく、まず一歩を踏み出すことです。

明日からではなく、今日から。いや、この記事を読み終えたこの瞬間から、あなたの新しいキャリアは始まっています。

まずは、この記事の「学習編」で紹介した教材を一つ手に取ってみることから始めてみましょう。Progateの無料会員登録でも、Figmaのアカウント作成でも、書店でデザイン書籍を手に取ることでも構いません。

その小さな一歩が、あなたの人生を大きく変える第一歩になるはずです。

『CoconoWeb』は、あなたのキャリアチェンジを全力で応援しています。一緒に、新しい未来を創っていきましょう。

さあ、あなたの新しい物語を、今日から始めませんか?

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